菩薩行のすすめ

仏になる前の段階である菩薩は、仏になるための修行を続ける者であり、自らの修行と、他を利するための行の二つの修行を仏になるまで続けているのです。

仏とは釈迦如来の事で、釈迦は実在の人物として修行の結果、如来になった方ではありますが、実は今生限りの修行で悟りを得たのではなくて、果てしない輪廻転生の中で修行を続けた結果として如来になれたのです。

菩薩は如来の一つ前の段階にあってまだ修行中ですが、その姿には様々な姿があります

  • 観世音菩薩(聖観音菩薩、十一面観音菩薩、如意輪菩薩、千手観音菩薩)
  • 弥勒菩薩
  • 普賢菩薩
  • 文殊菩薩
  • 虚空蔵菩薩
  • 地蔵菩薩

菩薩の目標は修行して悟りを得て如来になることですが、その修行の中でも最も大切な修行が「衆生済度」であり、悩み苦しみ、迷える民衆を救うことなのです。

私達は人としてこの世に生まれて以来、悩み苦しみの連続で、少しだけ幸せを掴んだと思っても新たな悩み苦しみが湧いてくることの繰り返しです。

こんなことで一体何時になったら本当の幸せになるのだろうか、と思った方に仏道の扉は開かれているのです。

仏道の究極の目標は悩み、苦しみから解放されて真の幸せの世界を正しく知ることで、菩薩は真の幸せの世界へと道案内する活動を続けておられるのです。

気が付いたあなたはとても素晴らしいチャンスを与えてもらったのです、このチャンスを是非活かしていきたいものです。

真言宗やすらか庵

供養と祈願の手作り寺院です。